My Sunday Feeling 0702
My Sunday Feeling No. 201
今日の1冊
「音楽 武満徹、小澤征爾」
つまり西洋音楽と違って日本の音楽の場合、極めて微妙な音程を、からだでみんな知っているわけ。
ところがそれを教えるとき全部平均化しようとするでしょう。平均律じゃないけど。
日本の音楽の、たとえばなんとも言えない微妙な間とかそういうのがあるじゃない、
こうきたら、相手がストンといくとか、そういうものが全部普通のなんでもない拍の中に入っていっちゃう。
そういうことでしか勉強できなくなったわけ。
僕の「ノヴェンバー・ステップス」を鶴田錦史がやるときに、彼女が五線譜の読み方を勉強するというんですよ。
僕はその時それはしないでください、とお願いしたの。
そんなことをしたら肝心の彼女の音楽が失われてしまう。
西洋音楽とはぜんぜん違うんですから民族音楽は。
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