My Sunday Feeling 0718
My Sunday Feeling
「守りたい」
記念すべき、第100回目のMy Sunday Feeling。
お引越しして、第1回目の投稿。
1回目はなんだって特別なので、背筋が少しだけ、しゃんとします。
ここはきっと、無法地帯のSNSよりちょっとだけ見つかりにくい秘密の場所にあるんだと思うと、なんだか安心します。
できるだけ、ほんとうのきもちに近いところで綴っていこうと、
そしてこのことばが、道に迷いそうな時に必要な場所へ届きますようにと、
願いを込めながら書いてみます。
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「わざわざあなたがやらなくても、そんなことお構い無しに、世界はまわる。
そんな音楽を、なぜ続けるんだ?」
こんなことばを、もう誰のいうことも想像つくくらい、たくさん浴びてきました。
音大に行きたいと親に打ち明けたあの夏も、
ネパールに行って音楽を教えると決意した市ヶ谷でも。
ましてや、世界が闇の中にあるとなおさら、その音量は高まっていきます。
私のこたえは、音楽で生きていくと決めた日から、変わらないです。
「大切なものを、守りたいから。」
です。
しかし、守るというのはたいへんです。
国だったり、規律だったり、植え付けられた固定概念だったり、親や友達だったり、
或いは、自分と戦わなければならないからです。
この間有楽町で観てきたエヴァで、碇ゲンドウが
「ヒトは常に希望という光が与えられている。
だが、希望という病にすがり、溺れるのもヒトの常だ。」
といっていて、あぁそうだよなぁと。
彼の背負っているものと私の人生なんて、
少しも似ても似つかないんだろうけれど。
希望は病だと、自分の中の光に蓋をする人、
そもそもやりたいことなんてない人、
なんだっていいんだけれど
その病を面白がれるかどうかが人生だよなぁ。
なんて、酔っ払った父さんが娘を諭すような情景を空に広げながら、そうでありたいと強く感じたのです。
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「守る」ってなんだろう。
有難いことに、今まで受け取ってきた手紙に
あなたがいたから、ここまで来れたよ。と書いてあったりする。
もうすでに、誰かにとっての「守れる人」になれているのかもしれない。
けれど、それと同時に、なんだかとてももどかしい気持ちになるのです。
私は、1人じゃなくて、10人でもなくて、もっと、もっと、大切なものを丸ごと守りたいのです。
私にとっての「守れる人」はどこにいるんだろう。
なんとなく、すぐそばに居てくれているような、その御守りを、決して手離さずに歩いていくことが、すべてな気がしているのです。
そんな気持ちで、ファンクラブは続いています。
極端な話、私の音楽を聞いてくれたらその人がどんな人であれ嬉しいのに、
メンバーが優しくて、困ってしまう。
みんなかっこいいから、私もウジウジしている場合ではないのです。
抗って抗って、泣いたり笑ったりして、1秒でも長く音楽をして、
命を燃やしていくことを諦めませんように。
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