My Sunday Feeling 1107

yukinko

My Sunday Feeling No.116

よく、人から本をすすめられる。
凄く嬉しい、もしかしたら1番嬉しいコミュニケーションの取り方かもしれない。

あまり上手に人と話ができないので、というか、出来るだけ誤解なく、その人の言わんとすることを理解したい。
(会話少々、あとは本の中で会いましょう。)
そんな感じで、少しずつ心の距離を縮めることが出来ている気になれる。

けれど、そんな気持ちに反して、
人に教えてもらった一冊を読むことが
とんでもなく怖いと感じることもある。

それは、本を読むと、人生が変わるからだ。
大袈裟だなんて言わないで聞いてほしい。

本には、未来の選択肢が記してある。
未熟な私に対して、本は夢も現実も映してくる。

今まで知らない故に、しあわせと感じていたことが、もしかしたらその一冊で逆転してしまうかもしれない。

今まで正しいと信じていたことが、その一冊で馬鹿馬鹿しく思えてしまうかもしれない。

知るということは、自分の生きてきたこれまでを否定する理由になり得る。

ここまでやっと辿り着いて、やっと立っているのに、これ以上本を読み、私はなにを望むのだろう。

ここまで書いて、相変わらず小心者の自分に嫌気がさしてきた。

今のあなたにってすすめられた本なのだから、
さっさと読み始めたらいい。

心の状態、人生の習慣において、根を下ろすな。

人間の心の動きは、ほんとうに誰にも予測できない。 できやしない。

だから面白いのだと、呪文を言いきかせながら
最初の1ページ目をめくります。

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